【開催レポート】ビジュアルナッジ入門:視覚的な工夫で「つい」動きたくなる環境行動のデザイン
- shohirayama
- 4月27日
- 読了時間: 3分
2026年4月15日、環境行動デザインハブ(EBDH)はオンラインセミナー「ビジュアルナッジ入門」を開催しました。
講師に迎えたのは、人の認知特性や意思決定の偏りに着目したデザイン設計のスペシャリスト、糸井川高穂さん。当日は、自治体、大学、民間企業、病院など、多様なバックグラウンドを持つ74名の方々にお集まりいただき、熱気あふれる学びの場となりました。

ビジュアルナッジとは?
今回のテーマである「ビジュアルナッジ」とは、望ましい振る舞いを導くために、目に見えるアイテムでそっとサポートすることを指します。
「環境のために節電しましょう」といった個人の意識や正論に頼るのではなく、「ついスイッチを押したくなる」「その結果として照明を消してもらう」といった、人の直感に働きかけて自然な行動変容を促すデザインの手法です。
具体的な応用事例
セミナーでは、環境問題だけでなく日常のさまざまな課題を解決する事例が紹介されました。どれも「禁止」や「命令」ではなく、思わずやってしまう仕掛けが特徴です。
環境分野:エアコンの設定温度変更を促す工夫、小学校で制作された「つい消したくなる」照明スイッチ用シール、無理なく続けられるゴミの分別方法
日常・社会課題:帰宅時の手洗いを習慣化させる仕掛け、駅前などの迷惑駐輪を自然に防ぐデザイン
ナッジのデザイン手法:その裏側を解説
さらに一歩踏込み、具体的なデザインのプロセスについても解説がありました。行動科学の知見やフレームワークに基づき、どのように「問い」を立て「仕掛け」に落とし込んでいくのか。
環境省の「Cool Choice Leaders Award」を受賞した照明スイッチの事例を元に、人の視線をどう集め、行動へと繋げるのかという緻密なデザイン戦略の裏側が語られました。
講演資料をコミュニティ限定で公開中
「当日の内容をもっと詳しく知りたい」「実務の参考にしたい」という方に朗報です。 講師の糸井川さんのご厚意により、環境行動コミュニティ(Slack)にて当日の講演資料を公開しています。
残念ながら当日参加できなかった方も、コミュニティにご参加いただければ、アーカイブ資料からナッジの設計図やフレームワークをじっくり学んでいただけます。
私たちと一緒に活動しませんか?
環境問題に関心がある方、日々の暮らしや仕事のなかで環境に良い行動を増やしたいと考えている方、そして「実践にどうつなげればいいのか」を知りたい方に向けて、環境行動デザインハブでは学びと交流の場を開いています。コミュニティでは、ゼミの内容に関連した意見交換から実務相談まで、活発な交流が行われています。
「環境行動をデザインの力でもっと広めたい」という方は、ぜひこの機会にコミュニティへご参加ください!



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